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上司に「嘱託の順番が時系列になってないぞ!やり直せ!」と言われ、「いやいや、それはですね・・・」と言いたいあなたへ(嘱託の順序[4]〜登記権利者の定義〜)
事例 Aが所有する甲土地にB銀行を抵当権者とする抵当権が設定されている ①2024年6月3日A、B銀行、くまのみ市の三者で次のことが確認された。・Aは甲土地をくまのみ市へ6/4に売却すること・B銀行は、抵当権放棄及び登記承諾をすること・抵当権抹消の... -
上司に「相続は、死亡開始時に遡るのでは?やり直せ!」と言われ、「いやいや、それはですね・・・」と言いたいあなたへ(嘱託の順序[3]〜登記義務者の定義〜)
甲土地 甲土地の登記記録:A A死亡(相続人X,Y,Z) 遺産分割協議でXが相続 Xがくまのみ市に甲土地を売却 (イ)仮に 通常は、相続登記をした後に、売買による所有権移転登記をしますが、 仮に、(イ)「権利変動の発生順(時系列)」を考えないで... -
上司に「嘱託の順番が時系列になってないぞ!やり直せ!」と言われ、「いやいや、それはですね・・・」と言いたいあなたへ(嘱託の順序[2] 〜名変登記〜)
甲土地 ①2024年5月1日A(登記記録上の住所:1番地)がくまのみ市に甲土地を売る②2024年5月15日Aが承諾書に添付する印鑑証明書(住所:2番地)を持参(Aは本日、引っ越しをして、役所で住所移転の手続きを済ませ、新住所記載の印鑑証明書を持参した)③20... -
上司に「嘱託の順番が時系列になってないぞ!やり直せ!」と言われ、「いやいや、それはですね・・・」と言いたいあなたへ(嘱託の順序[1])
2つの原則 連件申請(嘱託)とは、申請人(嘱託者)が複数の登記の間に順序を指定したものをいいます。 申請(嘱託)の順序を考えるにあたっては、2つの原則(中間省略登記禁止の原則、登記の連続性の原則)を検討する必要があります。 中間省略登記禁止... -
原本還付あれこれ
年月日の記載は不要。原本が還付されるのは、調査完了後 年月日の記載は不要 登記研究726p92 質疑応答6(本誌452号114頁)添付書類の原本還付を受ける場合、原本の写しに「原本と相違ない旨を記載し、記名・押印」すれば足り、年月日の記載は要しない(細... -
「嘱託登記と申請の連件ができるのであれば、嘱託登記の添付書類を申請へ援用、できますよね?」
嘱託と申請を同時に提出した場合、嘱託に添付した書面を申請に援用できない。 登記研究728 質疑応答 質疑応答24(本誌192号71頁)官公署等の代位登記の嘱託書等に添付された法41条(現行登記令別表の22の項添付情報欄)の相続を証する書面を、私人の登記申... -
一部として添付する印鑑証明書の・・・
有効期限も、発行年月日も、問いません! 遺産分割協議書に添付する印鑑証明書 有効期限 3ヶ月以内である必要はありません。 遺産分割協議書に添付する印鑑証明書は、相続証明書の一部として提出するものであるから、必ずしも3ヶ月以内のものである必要は... -
同一人物なはずなのに・・・
下記2つの土地の法務 五郎は、同一人物でしょうか? 「所有者 法務 五郎」は同一人物ですよ。 では、なぜ住所が異なるのでしょうか? 氏名は同一、住所は異なる 〇〇県くまのみ市南都町1丁目101全部事項証明書(土地)表題部(土地の表示)調製余... -
理事長? 理事?
土地開発公社が売買により取得した不動産の所有権移転登記 登記嘱託書 登記の目的 所有権移転 原 因 令和6年6月6日 権 利 者 〇〇市〇〇町○丁目○番地 くまのみ市土地開発公社(会社法人等... -
なぜ「以外」の印鑑証明書でよいのか?
当該遺産分割協議によって不動産の相続人となった者「以外」の相続人全員の印鑑証明書を添付することで足りる。もちろん、「以外」も含めた全員の印鑑証明書を添付してもよい。 この印鑑証明書は、原本還付ができます。 遺産分割協議書に印鑑証明書を添付...