
沖縄の特殊事情だと思いますが、
地積測量図や建物図面があったりなかったりする理由は何ですか?



沖縄県の本土復帰と関連があるようです。
一 地積測量図の添付義務
1 全国と沖縄の違い
(全国)・・・地積測量図を添付する義務が生じたのは昭和35年
(昭和35年の不動産登記法の一部を改正する法律に基づき表示に関する登記制度が
創設でされ、新たな表題登記や地積の変動を生じる場合、地積測量図の添付が義務
付けられました。)
(沖縄)・・・沖縄において、地積測量図を添付する義務が生じたのは、
昭和47年5月15日(本土復帰の日)以降
2 復帰以前であるにもかかわらず、地積測量図がある場合
復帰以前においても、土地家屋調査士が任意で添付していた場合には、
登記所に地積測量図が残っている場合があるようです。
二 建物図面の添付義務
同上
チャッピー(ChatGPT)に聞いてみた!
沖縄復帰前は地積測量図の添付が義務化されていましたか?
沖縄復帰前は、地積測量図の添付が義務化されていませんでした。沖縄の土地関連の記録や管理は、以下のような経緯を辿っています:
- 明治32年に沖縄県土地整理法に基づいて地籍が一度整備されましたが、第二次世界大戦で宮古・八重山群島を除き、ほとんどの公図と公簿が焼失しました[1]。
- 戦後、昭和21年から26年にかけて「土地所有権認定事業」が実施されましたが、短期間で拙速的に調査されたため、作成された公図と公簿は現地の実態と合わない不備や欠陥の多いものとなりました[1]。
- 昭和32年に琉球政府が土地調査法を制定し、より正確な地図(地籍図)と簿冊(地籍簿)を作成する地籍調査事業に着手しました[1]。
- 復帰後の昭和47年以降、国土調査法に基づいて地籍調査が継続して実施されています[1]。
これらの情報から、沖縄復帰前は地積測量図の添付が義務化されていなかったことがわかります。正確な地図や土地の測量に関する取り組みは行われていましたが、現在の不動産登記法に基づく地積測量図の添付義務化は、沖縄が日本に復帰した後に適用されたと考えられます。
Citations:
[1] https://www.pref.okinawa.jp/machizukuri/jutakutochi/1012354/1012361/1012362.html
[2] http://www.ls.kagoshima-u.ac.jp/ronshu/ronshu1/48/ronbun/A03890813-00-000480049.pdf
[3] https://www.lij.jp/news/research_memo/20160129_6.pdf
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